第25回研究例会 of 韓国・朝鮮文化研究会

 第25回研究例会

日時:2007年12月8日(土曜日) 午後3時~7時

【発表1】

▽発表者:崔吉城(東亜大学)
○発表題目:韓国の中の日本文化

はじめに
 私は父のもつ儒教と、母のもつシャーマニズムという宗教環境で生まれ育って、その後クリスチャンになった。またシャーマニズムの研究のために日本に留学し、後に日本植民地の研究へ転換した。なぜであろうか。
 秋葉隆は私の生まれ故郷である楊州旧邑を始め、紺嶽山、徳物山などでシャーマンの調査、後に抱川松隅里などで村落調査を行った。恩師である任皙宰、李杜鉉先生からは秋葉隆の『朝鮮巫俗の研究』『朝鮮巫俗の現地研究』などのシャーマニズム研究について教わり、楊州での現地調査に連れて行ってもらった。その結果は張籌根・崔吉城『京畿道地域巫俗』(文化財管理局、1967)としてまとめられた。その頃、泉靖一先生を楊州に案内する機会を与えられた後、日本留学することになる。そのような点を踏まえ画像を見ながら自分の研究を少しばかり振り返り、お話しをしてみたい。

1.韓国民俗学から植民地研究へ
 ・ 今村鞆、鳥居龍蔵、村山智順
 ・「日本村」巨文島へ
 ・『日本植民地と文化変容』
2.植民地研究
 ・満州映画
 ・『樺太朝鮮の悲劇』
 ・『植民地の朝鮮と台湾』
 ・移住漁村の研究
 ・植民者と被植民者のバランス
 ・証言と歴史
 ・川嶋擁子の小説 So far from the Bamboo Grove
3.植民地が残した日本文化

終りに
 私は職場や研究分野、国を変えながら転々として意識をも変えてきた。それは社会の変化とは伴わぬものであったが、それでも時には伴うものもあったかもしれない。しかし常にアカデミズムと世間の距離を感じている。植民地に関しては、客観的な態度を図れるかという問題もある。その意味でも面白いテーマであると考えている。

会場:東京大学(本郷キャンパス)法文2号館1階 113号教室

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