第2号(2003年10月25日発行)
[特集1] 韓国研究におけるフィールドのあり方
[特集2] 「近代」という体験 東アジアにおける韓国朝鮮社会:地域を動かす中間層の人たち
風響社(2003年10月刊)
A5判・並製・336頁
ISBN4-89489-952-3
販売価:\3,500(税別)
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【目次】
特集1=韓国研究におけるフィールドのあり方
〈論文〉
福祉・医療現場でのフィールドワーク 株本千鶴
フィールドとしてのキリスト教・教会 秀村研二
日朝交流史のフィールド 田代和生
特集2=「近代」という体験
〈論文〉
朝鮮宮廷音楽の楽譜化にみる「近代の体験」 植村幸生
朝鮮新性の「近代」受容と「近代」体験
──恋愛からファッションまで 井上和枝
「新旧」の間で
──日記からみた一九三〇年代農村青年の消費行動と社会認識 板垣竜太
論文
新社会運動としての戸主制廃止運動
──現代韓国における男児選好と民法改正運動 山地久美子
韓国・朝鮮社会になぜ移動商人が多く存在するのか?
──社会の流動性を中心に 林 史樹
李箱小説の物語構造研究──回想体小説を中心に 崔真碩
研究ノート
韓国民俗学界の研究動向と課題 李京 金良淑訳
書評
飯田剛史著『在日コリアンの宗教と祭り』 川瀬貴也
趙恵貞著・春木育美訳『韓国社会とジェンダー』 山下英愛
高崎宗司著『植民地朝鮮の日本人』 内田じゅん
本の紹介
『韓国の美術・日本の美術』 石附啓子
展評
展評──二〇〇一~二〇〇二年度 韓国古美術編 李須恵・石附啓子・片山まび
エッセイ
崔吉城氏へ──御著『「親日」と「反日」の文化人類学』を読んで(祖父江孝男)/銭湯と沐浴湯(李英珠)/過去を養う──清渓川とソウルの寄せ場から(太田心平)/韓国旅行三題話(末成道男)
彙報 韓国・朝鮮文化研究会会則 編集後記 英文目次・ハングル目次 執筆者一覧