第9号(2010年10月15日発行)
[特集] 全羅道への地域研究的アプローチ──環シナ海の視点から
風響社(2010年10月刊)
A5判・並製・252頁・本体3500円
2010年10月15日発行
ISBN978-4-89489-959-9
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【目次】
特集=全羅道への地域研究的アプローチ──環シナ海の視点から
〈問題提起〉
二〇〇九年のシンポジウムと本誌掲載論考の関係についての覚書(野村伸一)
〈論文〉
東シナ海からみた全羅道──地域研究の試み(野村伸一)
湖南地方における中心性─周縁性の座標軸(伊藤亜人)
東シナ海と韓国西南海地域における民俗文化の比較(李京燁、金良淑訳)
韓国の地域学研究と湖南学
──「地域割拠主義」を克服した「開かれた湖南学」へ向かって(金容儀、宮原葉子訳)
南道の文化「パンソリ」と「春香伝」
──異本間に見られる補助人物の性格の差を中心として(崔 在 佑)
論文
「朝鮮王朝実録」にみる世代承継をめぐる規範と心性
──朝鮮前期の「血」の論理と「気」の思想(吉川美華)
視点
北朝鮮社会研究の展望(伊藤亜人)
研究ノート
食品開発と流通にみる韓国のグローバリゼーション
──食品産業と漁業を中心に(鈴木文子)
本の紹介
『植民地朝鮮の宗教と学知──帝国日本の眼差しの構築』(野村伸一)
『朝鮮開化思想とナショナリズム──近代朝鮮の形成』(崔蘭英)
展評
「染付──藍が彩るアジアの器」展から(中尾道子)
マダン
国史編纂委員会六十四年のあゆみ──史料収集と編纂機能の推移(朴漢男、辻大和訳)
エッセイ
朝鮮半島の女たちの話(吉川美華)
牧師と顔マダム(秀村研二)
彙報
編集後記
英文目次・ハングル目次
執筆者一覧